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【開催レポート】五感が目覚めるフルコース「プラントフル・ウェルネス・リトリート2025 KARUIZAWA」開催




ウェルネスアカデミーPlantful Journeyが主催する2泊3日のリトリートツアーが軽井沢で開催されました。本リトリートは「日本の森の再発見」「今ここを楽しむマインドフルネス」「和の食材を使ったプラントベースの表現」の3つのコンセプトを軸に、五感で体感する新しいウェルネス体験を提供。昨年のイタリア・シチリア島に続く2度目の開催となりました。


現代女性の多くが「やるべきこと」に追われ、あっという間に一日が終わってしまう日常を送っています。本リトリートは、そんな忙しい毎日を一旦リセットし、「自分のための時間」を取り戻す機会を提供したいという願いから企画されました。



ヴェルヌ華子氏(Plantful Journeyプラントベースウェルネスアカデミー創設者)が主催し、2025年6月27日~29日の3日間にわたって開催され、全国各地から20名の女性が参加しました。軽井沢の豊かな森で日本古来の自然との関わりを再発見し、今この瞬間に意識を向けるマインドフルネスを実践しながら、和の食材が織りなすプラントベースの美しい表現を味わう--3つのコンセプトが調和した特別な3日間となりました。


## 軽井沢でのリトリート開催背景

軽井沢の豊かな森は、古くから多くの文化人や芸術家たちに愛され、創造性を育む場として親しまれてきました。東京からのアクセスも良く、それでいて都市とは全く異なる時間の流れを感じられる特別な場所です。待望の日本開催となる本リトリートは、「日本の森の再発見」というコンセプトを体現する理想的な舞台となりました。



## 滞在先について

「今ここを楽しむ」マインドフルネスを実践できる静寂な環境を備えた「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」が拠点となりました。

軽井沢の自然と調和した設計で知られる同施設は、全客室から雄大な浅間山の景色を望むことができます。各室に備えられた温泉露天風呂では、森の息づかいを肌で感じながら心身を解放することができ、参加者が内面と向き合い、自然との一体感を深めるのに最適な環境を提供してくれました。


## 1日目:自然との出会い

期待と緊張が入り混じった表情で軽井沢駅に集まった参加者たち。専用バスへと乗り込み、最初の目的地へ向かう車窓には、軽井沢の緑豊かな風景が広がります。初日は有機野菜のプラントベースランチ、無農薬栽培農園でのフィールドワーク、そしてホテルでのイタリアンディナーと、五感をフルに使う体験が待っていました。

### ウェルカムランチ(RK Garden)

フラワーショップの一角に佇むヴィーガンカフェで、リトリートの幕が上がりました。店内に足を踏み入れると、グリーンに包まれた空間が参加者たちを迎えます。まるで森の中のカフェに迷い込んだかのような、自然との境界が曖昧になる不思議な感覚です。


ヴェルヌ華子氏の温かな挨拶で始まったランチタイム。参加者それぞれが自己紹介を交わす中で、初対面とは思えないほど自然に会話が弾んでいきます。


テーブルに並んだのは、軽井沢の野菜をたっぷりと使った色鮮やかな料理の数々。一口ごとに野菜本来の甘みと旨味が口の中に広がり、「プラントベースでこんなに満足感があるなんて」という驚きの声が自然とあがりました。見た目の美しさと身体が喜ぶ美味しさが調和した、理想的なスタートとなりました。


### ハーブのドクターボー軽井沢ほっち園

午後は、無農薬・無化学肥料で野菜を育てる菜園へ。梅雨とは思えないほどの爽やかな青空のもと、浅間山を背景に広がる畑では、鳥のさえずりが参加者たちを迎えてくれます。


露地栽培で丁寧に育てられたレタスやラディッシュの葉を、その場で試食する貴重な体験。土の香りとともに口に広がるみずみずしい甘さに、「こんなに美味しいなんて知らなかった」と驚きの声があがります。

バジルの葉に軽く触れた瞬間、爽やかな香りが指先から立ち上る。ディルの繊細な葉が風に揺れるたび、空気に甘い香りが溶け込んでいく--都市生活では味わえない、植物との静かな対話が始まっていました。

農園見学の後は、農薬や品種改良について、そして固定種や在来種を守り続けることへの農園主の深い想いを伺う時間に。参加者からは「家庭菜園で取り入れられることはありますか?」「都市で暮らしながら自然とのつながりを感じるには?」といった熱心な質問が次々と寄せられ、学びの深い時間となりました。

「人間は、見えないところで様々な生き物に助けられながら生きている。私たちも自然の一部なんです」--農園主の言葉が、参加者たちの心に静かに響いていました。


### ホテルでのディナー


夕暮れとともに、滞在先である「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」のダイニングへ。窓の向こうに広がる森の景色が、夕日に染まりながら表情を変えていく特別な時間の始まりです。

初日の夜のイタリアンフルコースは、同施設のシェフチームが本リトリートのために特別に開発したプラントベースメニュー。最初の一皿が運ばれてくると、参加者たちの間に静かな感嘆の声が漏れます。


鮮やかな花で彩られたカッペリーニからコースがスタート。2品目には午後に農園で出会った花ズッキーニも登場し、参加者たちに「つながり」を実感させてくれました。ラヴィオリには和の要素である昆布出汁が効かせてあり、一口含むと予想を超えた深い旨味が口いっぱいに広がります。



植物性の食材のみで組み立てられた全10皿は、驚くほど軽やかでありながら、心も身体も満たしてくれる不思議な力を持っていました。料理好きの参加者たちが気に入った一皿を再現しようと想像を膨らませる姿が印象的でした。



HIRAMATSUが長年培った美食へのこだわりと和の食材が見事に融合したプラントベース料理。森の静寂に包まれながら味わう芸術品のような一皿一皿が、この日一日の体験を美しく締めくくってくれました。


##2日目:自然の循環と日本のもてなしを学ぶ一日

2日目は、森林から自然の循環や生態系を、懐石料理から一流の技と心が生み出すもてなしの本質を学ぶ興味深い1日となりました。

###朝ヨガ

ホテルの共用部「TAKIBIラウンジ」に集まった参加者たち。朝の澄んだ空気が肌を包み、鳥のさえずりが響き渡る中で、新しい一日が穏やかに始まります。深く息を吸い込むと、新緑の匂いに昨夜の焚き火から残る炭の香りが静かに混じり合っていました。


インストラクターを務めるのは、ライフコーチ・ヨガ講師であるKIKI氏。終始和やかな雰囲気の中で、参加者たちは身体をゆっくりとほぐしていきます。自然に囲まれたヨガの時間は、都市生活では味わえない贅沢な朝のひとときとなりました。


###朝食

身体を動かした後は、ホテルの朝食会場へ。野菜をふんだんに使ったスープやサラダなどが丁寧にサーブされ、前日から続くプラントベースの食事は、身体の軽やかさを実感させてくれました。

###ハイキング&TOGE野草園見学+ランチ



この日のメインイベントは、離山にあるTOGE運営の野草園訪問。「人と自然と人工物の新たな代謝を作る」というコンセプトのもと、「食」「育」「住」をテーマとした様々なプロジェクトが展開される場所です。

山道を歩きながら、TOGEスタッフから山の生態系について学ぶ参加者たち。山椒の葉をちぎるとピリリとした香りが指先から立ち上り、木苺を見つけて採取する楽しみもありました。


ランチタイムには、手作りの窯で焼かれたプラントベースピザが登場。合わせて提供されたのは、TOGEオリジナルの「カモシカドリンク」という離山で採れる5種の木を蒸留して作ったシロップを使ったモクテルです。一口含むとウッディな香りが口いっぱいに広がり、まさに「森を飲む」という表現がぴったりでした。


プラントベースアイスクリームのトッピングとしても楽しめるこのシロップは、参加者たちに新たな味覚の発見をもたらします。

山中で目にしたスコットランド式コンポストとあわせて、都市生活では忘れがちな食べ物と生態系の関係、そして生命の循環について深く考えさせられる機会となりました。




森が秘めた無限の可能性を肌で感じながら、参加者たちは自然との新たな関わり方を模索していました。

###くろいわ無二での懐石料理ディナー




夕刻、2日目のディナーは「くろいわ無二」でプラントベースの懐石料理。大将が語る「一心」の哲学--「食事に対して一回一回、心を込める」という想いが、この日のために特別に考案されたコースの根底に流れています。




内装や料理の演出の随所に軽井沢の自然と日本の伝統文化が織り込まれた美しいストーリーが展開されます。季節感、土地への愛情、そして料理への熱い想い--これらが一流の技術と融合し、真の「もてなし」とは何かを参加者たちは五感で体感しました。






精進料理の要素を取り入れた懐石料理の繊細な美しさと、心だけでなくお腹も完璧に満たす満足感。一皿一皿に込められた工夫と技術の深さは、プラントベースという制約が生み出す無限の創造性を物語っています。
軽やかでありながら心も身体も深く満たしてくれる料理の数々。この夜の体験は、食材の制約こそが新たな美の扉を開くのだということを、参加者たちの記憶に刻み込んでいました。


##3日目:新たな気づきと感謝の時間

###サウンドヒーリング



3日目の朝は、クリスタルボールを使ったサウンドヒーリングで穏やかに始まりました。参加者たちはリラックスしながら、空間に響く美しい音色に身を委ねていきます。








音のヒーリングの後には、特別な時間が用意されていました。参加者それぞれがカードを一枚ずつ引くと、そこには石の写真とメッセージが記されています。驚くことに、各々が引いたカードのメッセージが今の自分にぴったりと当てはまり、会場には感嘆の声が響いていました。


###朝食とフリータイム



前日同様、ホテルで特別に用意されたプラントベースの朝食で身体を整えます。チェックアウトまでの時間はフリータイム。ホテルの美しい敷地内を散策したり、思い思いの場所で最後のひとときを静かに味わいました。


###フェアウェルランチ



リトリートを締めくくる最後のランチは、ホテルでのイタリアンコース。華子氏の心のこもった感謝のメッセージに続いて、参加者一人ひとりが「この旅から持って帰りたいこと」を言葉にして分かち合いました。笑いあり、涙ありの温かな時間が流れる中で、3日間の体験を通じて参加者たちの表情が清々しく晴れやかに満たされていく様子が印象的でした。
最後には華子氏から一人ひとりへチェキとメッセージカードのサプライズプレゼント。名残惜しさと充実感に包まれながら、特別な3日間が幕を閉じました。


##参加者の声

ホテルやレストラン、アクティビティなど予定されていた内容が全て魅力的で、まさに求めていたリトリートでした。

夜のプラントベースのコース料理。五感が解き放たれた感じがした。

メインとなる食事がとても美味しく美しく、プラントベースの食事を満喫できた。アクティビティの内容も素晴らしく、深い学びと感動があった。集った方々が皆素敵で、心地の良い時間を過ごすことができた。ホテルのお部屋が素敵で、景観も素晴らしく、非日常を味わうことができた。

自分にとっては贅沢過ぎる空間、食事でした。故に金額も高くてハードルが高いのは確かです。が、それ以上に、こんな時間、機会はなかなか得難いものだとも思いました。出会う方々も似通った価値観の方々ばかりなので、そのような機会が得られたことも大きいです。

アクセスのよい軽井沢だったこと・ホテル・週末という日時の設定・各分野のプロフェッショナルに触れるアクティビティとお食事、全てが良かった。



##ヴェルヌ華子氏よりメッセージ



今回の軽井沢リトリートは、「自然とつながる時間を通じて、自分自身を取り戻す」そんなシンプルで、でも現代の私たちにとって大切なテーマを形にしたものでした。
プラントベースのライフスタイルは、ただ"何を食べるか"だけではなく、"どう生きるか"を問いかけてくれる存在です。都会の忙しさの中で置き去りにしがちな、自分の感覚や本音。それらに静かに耳を澄ませるために、森の中に身を置き、五感を解放する時間を一緒に過ごせたことは、私にとっても忘れられない3日間となりました。
参加してくださった皆さん一人ひとりの笑顔、交わされた言葉、分かち合った感動--そのすべてが、このリトリートを一過性の「旅行」ではなく「人生の節目」と呼べるほど豊かなものにしてくれました。
食べることは、生きること。
また皆さんと、どこかの土地で、どこかの季節で、この言葉を一緒に感じられる日を楽しみにしています。
心からの感謝とともに。
ヴェルヌ華子(Plantful Journey創設者)



撮影/ Naoki Fukuda
https://naokifukuda.com/


取材・文/ Rie Asano
https://www.riri-lifestyle.studio/




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