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ながおか 米百俵フェス ~花火と食と音楽と~ 2026DAY1ライブレポート Part.2


すいすてからバトンを受け取りステージに上がったのは、すいすてと同じKAWAII LAB.に所属し姉妹グループとして活躍する7人組女性アイドルグループ「CANDY TUNE」。福山 梨乃から横一列になると、「CANDY TUNE!」と声を合わせ、「キス・ミー・パティシエ」でスタート。ポップな振り付けに「♪愛してね」とキュートにねだる楽曲は、動画の再生回数が1000万回を突破する人気曲。イントロで桐原美月が「レベチ楽しい!」と笑った「レベチかわいい!」は、ライブ前にメンバー同士で「かわいい!」と褒め合い、"ぶちアガる"アッパーチューン。夏日を記録したこの日。熱気に包まれた会場にステージから"贈り物"としてミストが噴射されていた。きゃんちゅーは、米フェスが初めての新潟でのライブ。自己紹介を行った最初のMCで福山が「夏みたいな気温ですけど、最後までぶち上がっていきたいと思います!」と気合いを入れ直していた。「♪優勝!」と声を揃えた「シャットダウン!」に続けて、宮野静のパワフルな歌声が印象的な「Twilight Dilemma」と格好いいきゃんちゅーを連続で投下。イントロから複雑なコールがある「備えあれば無問題」では、あめちゃんも大活躍。7人のパフォーマンス合わせて「♪モウマンタイ モウマンタイノーダイモンダイ」と声を揃えて一体になっていた。「HOT!SCOOP!」の歌唱後のMCでは福山が「ご飯の歌詞のところで、『一粒残さずいただきます!!』ってコールしてくれた方もいて、ありがとうございます」と感謝。小川奈々子はライブ前にケータリングで長岡自慢の米を使ったおにぎりを食べたといい「コシヒカリがめっちゃおいしかった。おにぎりがあったんですけど、2個もらいました。ご飯食べて大元気!」とガッツポーズを見せると、メンバーから「ここ、ご飯食べに来る場所ちゃうぞ!」と突っ込まれていた。全10曲を歌ったライブの最後は、TikTokでの総再生回数が50億回を超え、社会現象を巻き起こした「倍倍FIGHT!」。村川緋杏が「倍の倍で盛り上がれますか!」とあおると、割れんばかりの歓声が会場に響いていた。同曲の大ブレイクで昨年の大みそかには、「第76回NHK紅白歌合戦」に初出場する快挙を達成した7人。イントロから大歓声が巻き起こり、終盤にはメンバーとあめちゃんのコール&レスポンスがシンクロ。熱狂を共に作り上げていた。ライブ後は開催中の「CANDY TUNE 3rd ANNIVERSARY LIVE 2026」の追加公演として、7月21・22日に兵庫県・GLION ARENA KOBEでライブを行うことをお知らせ。「みんな遊びに来て下さい!」とPRしていた。告知を終えた後には、村川緋杏が「きゃんちゅーのみんな新潟楽しかったですか?」とメンバーに質問。宮野が「最高!!」という言葉と共に見せた笑顔が、その充実ぶりを物語っていた。







<堺正章&Rockon Social Club>
芸能界のレジェンド・堺正章と、元・男闘呼組のメンバーを中心に結成した「Rockon Social Club」の異色ユニットのコーナーでは、先に「Rockon Social Club」が登場。胸元にゴールドの飾りがついたお揃いのブラックジャケットを着用したメンバーがそれぞれの位置につくと、高橋和也が「長岡、行くぞ!」とシャウト。会場のあちこちから天に向かって拳が突き上げられた。1曲目には、男闘呼組の代表的なロックナンバー「TIME ZONE」と「DAYBREAK」をメドレーで披露。成田昭次がハスキーな声で歌い上げると、青春の日がよみがえった観客が横揺れで音に身を任せ始めた。稲妻音が鳴り響いた「Rolling Thunder Baby」では、高橋がパワフルなボーカルでオーディエンスを牽引。雷で打たれたような激しい恋に落ちた衝撃を「ビリビリビリ!」という歌詞で表現したファンキーなラブソングに、フィールドはヒートアップしていた。疾走感ある楽曲に、現代社会に広がるポイントカード文化をシニカルかつポップに歌う「ポイントちょーだい」では、「あるある」と頷きたくなるシチュエーションの数々に、噴き出しながら声援を送るファンの姿もあった。頭上クラップで始まった「I(ハート)R&R」では、メンバーの動きに合わせて会場もタオルを振り回しながら応戦。サビでは、ファンが回していたタオルを天に向け高く投げ、空がブルー、ピンク、イエローなどに華やかに彩られていた。同曲では成田と岡本健一は巧みなギター演奏でわかせたほか、岡本と寺岡呼人が向き合って演奏するシーンも見られた。大盛り上がりで迎えた最初のMCでは、高橋が「長岡!米フェス!!!初登場です!!!めちゃめちゃ風が気持ちいいです。めちゃめちゃいいところだね。みんな一緒に盛り上がろうぜ!ロッカーについてこいよ!」と誘うと、「真夏の恋の歌!」と爽やかな「Summer of Love」を演奏。涼やかな岡本から、力強い高橋、高橋と寺岡のコンビと歌い継ぎ、サビでは4人で歌唱。それぞれがメインでボーカルを務められる魅力が詰まった1曲で会場を酔わせていた。5曲披露したところで、高橋が「ここで僕らの大師匠を紹介したいと思います。ミスター・エンターテイナー!我らの堺正章!マチャアキさん!」と呼び込むと、右手を大きく振りながら下手から堺が登壇。メンバー全員と「どーも、どーも」握手をするとそのまま上手に下がろうとし、慌てて高橋が連れ戻しに行っていた。中央に立った堺は「皆さまこんにちは。氷川きよしです。ズンズンズンズンドコ」と歌い出すと、「きよし!」とレスポンスがあり、「ノリが良いねぇ」と爆笑していた。「上着が冬服で暑い」と嘆いた後は、「最近、成田くんのギターが凄くなったね。心を弾いている気がする。今日は出ていないからいいけど、Charを超えたね」と誉めると、メンバーは慌てて「(Charは)この後です」と苦笑い。聞こえないふりの堺は「全体の音のバランスが良くなって、気持ちいいステージをさせてもらってる」と太鼓判を押していた。話し続ける堺に岡本は「曲行かないんですね」とやきもき。「ずっと裏のテントで待っていたんだから、もうちょっとしゃべらせて!」と制すると、ライブのスタッフから「早く曲へ」とカンペを出される事態になっていた。しびれを切らしたメンバーが「もう曲に行った方がいいんじゃないですか」と水を向けると、しぶしぶ「じゃあ、曲行きますけど。歌うのは昨年、紅白歌合戦に出場した時に披露したメドレーです」と説明。「1曲目は、なんと56年前の『さらば恋人』という曲から入ります。皆さんから『これを聴きに来たんだよ。今日は!』という反応をいただきたい。さぁ、練習してみましょう!」と要求すると、フィールドから大歓声が。堺は「良いですねー!」と大満足していた。堺を中心に下手に岡本、上手に成田が並んで始まった「さらば恋人」では、79歳とは思えない艶やかな歌声を披露。続けて「ザ・スパイダーズ」時代の名曲「バン・バン・バン」。堺が孫悟空役で活躍したドラマ「西遊記」の主題歌「Monkey Magic」を英語でカバーするなど、多彩な楽曲で魅了。両手の人差し指で怒った時の「ツノ」を作るポーズが特徴的な「プンスカピンダンス」をしながら歌う「プンスカピン!」では、会場も軽快なステップを真似、盛り上がっていた。笑いと感動に包まれた"星3つ"のライブパフォーマンスに、いつまでもオーディエンスから拍手が鳴り響いていた。








少しずつ夕景が広がって行く会場に降臨したのは、卓越したテクニックと独自のグルーヴ感で第一線を走り続けるギタリストのChar。右手に持った通行パスをテーブルに置くと、愛用するバーガンディ・ミスト・メタリックのストラトキャスターに持ち替え、心地良いカッティングを披露していった。プレイする手を止め、両手を頭上で大きくクラップすると、「後ろの人たちも、体操だと思って」と頭上で大きなクラップ。会場が手拍子を真似し始めると、今度は「コメ、コメ!!」と歌い始めた。揺れが大きくなっていく会場のノリに合わせて、「Livin' In Tokyo」を奏でていく。切れ味鋭いカッティングギターを繰り広げながら、「長岡シティー、柏崎シティー、燕シティー」と新潟の市を歌詞に織り交ぜながらスモーキーな歌声で、会場を温めていった。1曲終えると「素晴らしい景色ですね。ここからは最後までおしゃべりということで」とふざけてみせたが、すぐに「もうちょっとみんなに付き合ってもらおうか」と「APPLE JUICE」の演奏をスタート。「♪Hey、Hey」とあおりながら、ワイルドなサウンドを響かせ、最後には「アップルジュースって言うか、お米のジュースが飲みたいかな」とはにかんだ。孤高なオーラをまといながらも、ふと見せる無邪気な笑顔に、ファンの顔もほころんでいく。観客から「いっぱい飲んでー!」と声をかけられると、手にした徳利から、"お米のジュース"(日本酒)を注ぎ、おいしそうに飲み干すジェスチャーで笑いを誘った。「ヒュー!」と声を上げ、手を叩く会場に向けて、「終わったらやります!」と再び、いたずらっぽく笑っていた。沈もうとしている太陽の色がよく似合う「The Leading of The Leaving」は美しいメロディーと、卓越したギタープレイを楽しめるインストゥルメンタル。時折ドラムや、ベースの方に目をやりながら、熟練した深みのある音を編み上げていた。ファンクやジャズの香りがする「夢の中の夢」では色気あふれる歌声と共に、大人の余裕を感じるセクシーなギターで魅了した。憂いある歌を聴かせた「ANYTIME」を終えたMCでは、「昨日の早朝、疲れてやっと寝たところに、『ポロピン』と携帯が鳴ったの。そんな時間に鳴る電話はだいたいろくなことないじゃん。でも見たら、カナダにいる孫だった。時差があるからね。じいじも大変なんだよ」とプライベートな一面を告白。孫もバンドをやっているといい、「日本初の親子三代ボーカルギターだからね。まぁ、生きているうちに、3人でこの米フェスに出られれば良いなと思います」と夢を明かしていた。代表曲「SMOKY」のイントロでは、「長岡の歴史を自分なりに紐解きました」と先人が米百俵に込めた思いを説明。艶やかな歌声に加え、ソロ演奏では目まぐるしく動く両手に会場は釘付けになっていた。同曲ではベースの澤田浩史、ドラムの古田たかしの技もさく裂。それぞれのソロ演奏後には、「この会場にいる人たちがどのくらいリズム感が良いのか試したいと思います」と両手を打ち、繰り返すように声かけ。1回目は「98点」と笑ったが、徐々に複雑になるとついて行けない状態に。「今日はこのぐらいにしといてやるわ」と愉快そうに肩を揺らすと、「また次回も呼んで下さい!」と両手を振って感謝。ステージを降りようとした途中には、持ち上げた澤田のベースを会場に投げ入れるジェスチャーをするなど、いたずらっ子の一面を見せていた。







<氷川きよし+KIINA.>
初日のヘッドライナーを務めたのは、ジャンルレスの活躍を見せる歌手の氷川きよし+KIINA.。轟音の中、裾に鶴が描かれた萌黄色の着物で登場すると、1曲目の「白雲の城」で力強い歌声を披露。腰を深く落とし、しっかりとこぶしを聴かせた唯一無二の歌声で圧倒した。2曲目の「雷鳴」ではイントロで空に向けスッと手を伸ばすと、天下統一を目指した戦国武将を鼓舞するように、壮大にその心情を歌い上げていく。1度目のMCでは「どうもありがとうございました。すごい。気持ちが良いですね。皆さま、堺正章と申します。こんばんは。さっき堺さんが自分の名前を言って下さったんで、うれしくて。楽屋で御礼をしたんです」と本番前に堺と会話したことを報告。「米フェスに出演するのは初めてなんです。長岡は最高ですね。私、昨日から長岡に入っていまして、どうしても信濃川に行きたくて朝、信濃川に行きました」と明かすと、思わぬエピソードに会場からどよめきが起きていた。歌手生活27年の中で各地を巡った中で長岡は「街の抜けが良くて心地良い。暮らしたいくらい」と心からリラックスできたそう。前日は名物の「へぎそば」を食べたことや、Nintendo Switchの新ソフトを探しにタクシーでブックオフに行ったことなど、思わぬ一面に感嘆の声が上がっていた。「22歳でデビューして、25年目で休養をして、それ以来4年ぶりのシングルを出させていただいた」と解説した「ほど酔い酒」は「"ほろ"ではなく、ほどよい距離感で人と付き合っていく。これからの時代の演歌なんじゃないかと思います」と自信。イントロで手を左右に振ると、会場も同じように手を振って心を一つに。「♪許しましょう」と朗らかに歌う楽曲は、聴いているだけで癒やされるような慈しみに溢れていた。歌の最後にはエアーで会場と乾杯。生きにくさを抱える人が多い現代。互いを認め合うことが、解放への一歩になることを感じさせた。NHK Eテレのアニメ「おじゃる丸」の主題歌「旅でござんす おじゃる丸」では、左右にステップを踏みながら熱唱。どんな曲も自分の色に染めてしまう。堂々たるステージはエネルギーに満ちあふれていた。「熱い拍手をありがとうございます。最高です」と頭を下げると、「いよいよお別れの…といっても、3曲をお送りします。もっと歌いたいんですけど、今度新潟でコンサートをした時に聴きに来て下さい。30曲ぐらいやるんで。また新潟に来るんで。インターネットに載せますので、また見て下さい。長岡の歌も歌いたいな」と笑顔で呼びかけ。代表曲「きよしのズンドコ節」を歌う前には、「2002年の作品なんですけど、この曲のイメージが強すぎで、ここを超えられない自分の葛藤がありました」と秘めていた思いを告白。紅白のライトが輝くステージでおなじみのフレーズを口ずさむと、オーディエンスから「キヨシ」のコールが起こっていた。終盤は着物姿のまま、KIINA.名義で発表したアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌「Party of Monsters」で圧倒。ピンク、赤、ブルーに点滅するステージを目まぐるしく動きながら歌唱する様子にファンは歓喜した。演歌からロックへ。一気に振り切るとドラムが打ち鳴らされたステージでは、「限界突破×サバイバー」の演奏がスタート。躍動感あふれる歌声に、場内ではジャンプをして感情を爆発させる人も多く見られた。「♪おったまげ」の歌声と、キメポーズに「最高!」と笑顔。攻めに転じたステージに向けて、ファンはパープルやピンクのサイリウムを揺らして声援を送り続けていた。全7曲を披露したステージでがっちりとオーディエンスのハートを掴むと、「最高。じゃあ帰ります。体に気をつけて、また会いましょう。うれしかった。楽しかった。ありがとう」と何度も感謝を告げ、ステージを後にしていた。







<花火>
ライブパートが終わり、残すはフィナーレの「長岡花火」のみ。氷川が去った後に舞台に戻ったMCの安東は「氷川きよしさん、1日目のトリにふさわしい盛り上がりでしたね!本当に凄い。司会冥利に尽きます。本当にありがとうございます」と圧巻のパフォーマンスを称えていた。花火はクラウドファンディングで募った「メッセージ花火」でスタート。読み上げられるメッセージに合わせて、花火師が考案したオリジナル花火を打ち上げるというもので、思いがこもったメッセージと花火に拍手が送られていた。続くオープニング花火「慰霊と平和への祈り」では、打ち上げ前に本間アナウンサーが「1945年8月1日。B29爆撃機が長岡市内を1時間40分に渡り攻撃。この空襲で1489名の尊い命が失われた」と歴史を解説。「長岡魂はしっかりと市民に受け継がれている」と、毎年8月2日、3日に開催される「長岡まつり大花火大会」の始まりに、白一色の花火を3発打ち上げ、慰霊と世界平和への祈ることが説明された。静かに上がる花火は魂を鎮めるような優しい光り。見つめる人たちの瞳には、先人への感謝の思いが込められていた。オープニング花火の後は、「長岡の輝く未来を米フェスから」をテーマに子どもたちが歌う公式テーマソング「輝き」に合わて、ミュージックスターマインを打ち上げ。子供たちの輝く笑顔や楽しそうに歌う情景が思い浮かぶようなミュージックスターマインに、あちこちから歓声が起きていた。続けて始まったのは、2004年10月23日に発生した「中越大震災」の復興を祈願した花火「フェニックス」。平原綾香の代表曲「Jupiter」に合わせて、「幸せを運ぶ青い鳥」ブルーフェニックスが夜空を自由に飛び回っていた。プログラムの最後は新設した「フェアウェル花火」。花火には「今年の米フェスの思い出を、花火と一緒に持ち帰ってもらい、また来年会いましょう」という願いが込められている。初日はトリを務めた氷川きよし+KIINA.の「限界突破×サバイバー」。安東は「今年の思い出にしながら、空を見上げていただければと思います」と呼びかけると、激しいロックナンバーに乗せ勢いよく花火を打ち上げ。クライマックスには花火が立て続けに打ち上がりフェスの成功を祝っていた。安東は「楽曲とシンクロしていて、すごい。この瞬間のためだけの花火ですからね」と感動した様子だった。最後には「ここまで素晴らしい花火を打ち上げて下さった、花火師さんにライトウェーブで感謝を伝えましょう」と安東が呼びかけ。ポケットなどからスマートフォンを取り出したオーディエンスは、それぞれライトを点灯。「花火師さん、ありがとう!!!」と真っ白な光りが美しいライトウェーブへと変化。この情景を見た花火師からは、感謝の花火が打ち上げられていた。再び拍手に包まれた会場に向け、安東は「家に着くまでが米フェスです。本日はありがとうございました!明日も来てください!」とPR。「来るよ!!」と返事が聞こえると、「ありがとうございます!!」と声の方に向かって手を振って「お待ちしています!」と感謝していた。





取材・文/翡翠
撮影/(株)GEKKO
花火撮影/井上スタジオ

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