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【三井グループ350周年記念事業】若きチャレンジャー30人が躍動した2年間の成果と展望を発表

~チャレンジャー発表会 STAGE UP MEETING 2026 開催~

三井グループは2026年5月12日(火)、東京ミッドタウン八重洲 イノベーションフィールドにおいて、三井グループ350周年記念事業の1つである「三井みらいチャレンジャーズオーディション」の活動3年目を迎えるにあたり、「チャレンジャー発表会 STAGE UP MEETING 2026」を開催しました。

三井グループは2023年、元祖「三井高利」が江戸に進出し、日本橋に越後屋を出店した1673年から350年の節目を迎えました。この間、自由闊達な風土の中「ひと」を守り豊かに育むことを続け、常に「ひと」を基軸に、新たな時代の変化に先見性をもって取り組んできました。三井グループではこの節目にあたり、2023年度から2027年度の5年間、グループの存在意義を再確認しながら、社会課題の解決に取り組む姿勢を体現すべく記念事業を実施しています。

その一環として企画・実施された「三井みらいチャレンジャーズオーディション」は「事業・社会活動」「研究・留学」「カルチャー創造」の3分野を設け、未来に向けたより良い社会づくりに夢や目標を持つ若者を発掘・支援するプログラムです。3分野合計で722名の応募の中から、最終的に30名のチャレンジャーを選出しました。選出されたチャレンジャーは、2024年3月より、イノベーションの創出と未来の実現に向けて、さまざまな取り組みに挑戦しています。三井グループは、支援金の提供にとどまらず、各チャレンジャーの取り組みに寄り添いながら、グループ経営資源を活用し、チャレンジャーの活動の実現に向けてもサポートしています。具体的には、個々の構想や想いを形にするため、アート展の開催、インフルエンサーによるフリーマーケットの実施、インクルーシブなあそび場づくりに向けた場所の提供や、開設する事業所の紹介などを通じて、新たな活動を次々と実現してきました。また、チャレンジャーと三井グループ企業との間でパートナーシップ協定を締結し、共同で新たな活動に取り組む事例もあります。さらに、交流会の開催を通じてチャレンジャー同士のつながりや連携を深めるなど、挑戦が広がり、持続していくための環境づくりにも取り組んでいます。

4年間の支援期間の折り返しとなる本年、「チャレンジャー発表STAGE UP MEETING 2026」を開催し、チャレンジャーがこれまで活動してきた成果、今後の展望を発表いただきました。当日は29名が参加(オンライン参加含む)し、1年目よりも進化した取り組みについて報告しあい、さらに高みを目指すべく熱量が高い意見交換が行われ、躍動し成長を続けるチャレンジャーから、日本の未来をイメージできるような1日となりました。また、当日は三井住友銀行の福留朗裕頭取から「SMBC特別賞」の受賞者5名の発表が行われました。本賞は、同行の母体の一つである旧三井銀行の創立150周年(2026年)を記念し、「三井みらいチャレンジャーズオーディション」の最終選考に進んだ60名を対象に実施されたものです。

三井グループは今後も、この30名の若きチャレンジャーを支援するとともに、350周年記念事業を通じグループの存在意義を再確認しながら、社会課題の解決に取り組む姿勢を体現すべく、様々な活動を行ってまいります。


「チャレンジャー発表会 STAGE UP MEETING 2026」 参加のチャレンジャーたち


●チャレンジャープレゼンテーション(各部門代表者2名)
事業・社会活動部門
大村 慧さん:移動のインフラとなる、未来の医療・福祉モビリティサービス「mairu」
株式会社mairu tech 代表取締役CEO。救急搬送以外の医療・福祉分野において、移動支援を必要とする方々が安心して利用できる移動サービスを提供する事業を展開。転院や入退院時など医療的支援を継続しながら移動が必要な方々を支援する医療モビリティインフラの構築を目指す。


<本人コメント>
2025年10月に、三井グループの支援を受け、東京・羽田を拠点に運行を開始しました。現在は5台体制で運営しており、今年度中に30台規模への拡大を目指しています。独自のシステム管理により、配車から情報共有までを数分で完結できる体制を構築し、信頼性・利便性・運行効率を両立した新たなモビリティインフラの実現を進めています。今後、運行台数を増やすことで需要を安定させ、稼働率向上を目指していきます。最終的には、これまでにない規模の台数へ拡大できるよう事業を展開していく予定です。



加藤 路瑛さん:五感にやさしい社会の創造事業
株式会社クリスタルロードの代表取締役社長を務めるほか、感覚過敏研究所の所長として、感覚過敏に関する研究や啓発活動、関連商品の企画・販売など幅広く取り組む。すべての「感覚過敏」の人にとって暮らしやすい社会の実現に向け、全国各地で精力的に活動を展開。


<本人コメント>
2025年は、「カームダウンスペース」の普及活動と、感覚過敏当事者向けセンサリーマップ「Calmspot」の開発を推進。大阪・関西万博では、「Yogibo」が提供するカームダウンルーム、ヘルスケアパビリオンのセンサリーマップの監修を担当したほか、万博会場内30カ所以上に設置されたカームダウンスペースを視察・マップ化し、情報発信を行いました。2026年は、三井グループに協力いただき、日本橋室町エリアおよび名古屋・セントラルパークにて実証実験を実施し、感覚過敏当事者が安心して休憩できる場所や、落ち着いて座れるスペースなどの情報を発信できるよう、センサリーマップを進化させていきます。さらに、空港や商業施設などと協議する中で抽出された、カームダウンボックスの課題を解決すべく、椅子型のカームダウンスペースを開発していく予定です。



研究・留学部門
久保田 しおんさん:ニュートリノ検出器における電荷検知技術の開発
物理学博士。現在はローレンス・バークレー国立研究所にて研究を続けるとともにアメリカの世界最大級ニュートリノ実験プロジェクト「DUNE」でも研究活動中。基礎科学の魅力を一般に伝えるアウトリーチ活動にも取り組む。


<本人コメント>
この1年、「cross the boundary」をテーマにキャリア、研究、社会との関わり方という3つの観点から、境界を超えることに挑戦してきました。1つ目はキャリアの境界で、ハーバード大学の博士課程を修了し物理学博士号を取得。現在、アメリカ政府エネルギー省の研究者として、ローレンス・バークレー国立研究所で研究活動を行っています。また、高度専門技術者向け就労ビザ「H-1Bビザ」を取得し、研究者として新たなステージへ進みました。2つ目は研究における境界で、国際共同研究ロジェクト「Deep Underground Neutrino Experiment(DUNE)」に参加し、ニュートリノを観測するための検出器全般の研究開発に従事しています。3つ目は社会との関わり方の境界です。研究と社会との距離を縮めることを目指し、講演活動などを通じて最先端科学の知識を発信。その活動が評価され「Forbes 30 UNDER 30」の「世界を変える30歳未満のアジア部門」に選出されました。今後は、研究者として研究を推進していくだけでなく、より広く、基礎研究と社会の仕組みそのものに関わっていきたいと考えています。今年はその一環として、研究者支援を行う財団の理事を務めるほか、新たな大学との連携プロジェクトも始動しています。



佐藤 愛海さん:クラゲの無性生殖メカニズムの解明とその応用に向けた研究
現在、東京大学水圏生物工学研究室に在籍し、クラゲの増殖や無性生殖の仕組みに関する研究に取り組む。研究を通じて、クラゲの発生予測による海洋環境の改善や水産業への貢献、培養肉など将来的な食料増産技術への応用の可能性を探究。クラゲを活用したクラフトビールの開発・販売など、新たな価値創出にも挑戦中。


<本人コメント>
昨年1年間休学し、フィールドワークとして日本各地のクラゲ研究者やクラゲ飼育に携わる方々の研究会に参加・招待いただき、情報交換を行いました。また、デンマークにてクラゲの利活用に関する研究プロジェクトのコンダクターと面会し、その後も定期的に連絡を取り合い、共同でプロジェクトを推進してきました。さらに、うみの杜水族館との連携強化にも取り組みました。事業としては、クラゲの大量発生により生じる漁業被害や海洋環境への負荷といった課題の解決、クラゲの利活用の観点からくらげクラフトビールを販売し、約1000本を販売することができました。現在は、国際的な博士人材育成プログラム「WINGS」に採択され、博士課程まで進学することが決定しました。今後は、クラゲの大量発生で起こる問題を、発生前から発生後まで担えるような研究をしていきたいと思います。



カルチャー創造部門
桂 枝之進さん:落語のミクスチャーを実践するコレクティブ「Z落語」
大衆芸能である落語がZ世代に自然に受け入れられるためのアプローチやリデザインを「Z落語」というテーマの下で探求。落語の様々な表現方法の可能性にチャレンジしており、LEDスクリーンでの映像演出と落語をシンクロさせるプロジェクト「落雷」を発表。昨年「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」にも選出され、様々なメディアで落語の魅力を発信している。


<本人コメント>
昨年は、演目制作に注力した1年となりました。中でも、LEDスクリーンを活用した実験的な落語公演「落雷」を企画しました。情緒や季節感、背景情報をグラフィックデザイン化し、舞台背面の映像や音楽と、落語家の身体表現を融合させることで、観客がより感覚的に落語の情景を体験できる公演として披露しました。現在は2作目となる演目「死神」の制作も進めています。今年の8月には、東京大学で開催される、世界中のインパクト投資家が集うカンファレンスにおける上演も決定しており、海外観客へ向けた発信の機会となります。さらに、「MATSUBA」というアーティストユニットを結成し、昨年にはファーストライブツアーを東京・京都・札幌で開催。2026年6月には「YATSUI FESTIVAL!2026」への出演も予定しています。また、今年は音楽活動に加えて落語の魅力を伝えるべく自身のYouTubeチャンネルを開設したり、ABEMA Primeにてニュース番組のコメンテーター役を通じた情報発信の取り組みも行ったりしています。



田中 亜希子さん:ミュージカル甲子園
音楽大学のミュージカル科を卒業後、ミュージカル普及を目指し、学生が活躍できる場作りの一環として「学生ミュージカルガチバトル(通称:ミュージカル甲子園)」を企画運営。また、ミュージカルをより実践的に学べる「ZERO幕」を法人化し活動中


<本人コメント>
昨年度の「学生ミュージカルガチバトル」は、関西のチームも参加し全国規模へ拡大しました。音楽大学や芸術大学も参加するなど、これまで以上にハイレベルな大会となり、決勝大会はチケットが完売。大きな盛り上がりをみせることができました。8月には三井グループの支援を受け、有楽町I'M A SHOWで「学生ミュージカルガチバトル」の実施を予定しています。また、「ミュージカルで人生を豊かにする」というコンセプトのもと、今年3月には、歌とダンスの両方を学ぶことができるミュージカルスクールも立ち上げました。来年は「学生ミュージカルガチバトル」創設10周年を迎え、さらなる規模拡大と法人化を目指し活動していきたいと思います。




●チャレンジャーズの活動テーマ表(五十音順/名前:活動タイトル)
【三井みらいチャレンジャーズオーディション 公式HP】 https://mitsui350th.com/audition/
事業・社会活動部門



研究・留学部門



カルチャー創造部門




●三井グループ 350周年記念事業実行委員会 委員長メッセージ


本日の発表内容は、いずれも大変示唆に富み、単なる成果報告にとどまらず、それぞれが社会に対して新たな価値を問いかけるものであったと感じております。本オーディションは4年に及ぶ支援プログラムであり、現在はその折り返しを過ぎた段階にあります。ここまでの歩みは決して平坦ではなかったと思いますが、同時に、皆さんの挑戦が確かな手応えを伴いながら前進していることを、本日の発表から強く実感しています。本オーディションは、三井グループ 350周年記念事業として、グループ24社が連携し、次世代を担う若者の挑戦を支援する取り組みです。業種や領域を超えた多様な三井グループ企業が一体となり、皆さんの挑戦を後押ししている点に、本取り組みの大きな意義があると考えております。今後も引き続き皆さんと伴走してまいりますので、ここでの出会いや経験を糧に、次のステージへ踏み出し、より良い社会づくりに貢献していくことを期待しています。

三井グループ350周年記念事業実行委員会 委員長
三井不動産株式会社 代表取締役会長 菰田正信








【三井グループ350周年記念事業ホームページ】



三井グループ350周年記念事業ホームページURL https://www.mitsui350th.com

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