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WHAT MUSEUM、2025年4月26日(土)より「Reborn-いのちを織りなすアーティストたち-」展を開催

自然との共生といのちの行方を紡ぐ、6人の作家たち

寺田倉庫株式会社(東京都品川区 代表取締役社長:寺田航平)が運営する現代アートと建築のミュージアム「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」は、2025年4月26日(土)から2025年7月6日(日)まで「Reborn-いのちを織りなすアーティストたち-」展を開催します。本展では、日本文化の根底に流れる「自然との共生」と「いのちの行方」をテーマに、現代アーティスト6人による約67点を紹介します。



日本では古くから自然との共生を重んじ、その美しさや力に畏敬の念を抱いてきました。
季節の移り変わりや自然のリズムは生活や文化に深く根付き、日本独自の美を生み出してきました。
本展は、現代では薄れつつも日々の暮らしの中で大切に継承されてきた自然との深い関わりに着目し、それを創作活動へ取り入れながら、「いのちの行方」について視覚的に提示する6人のアーティストを紹介するものです。彼らは、流木や古紙ダンボール、狩猟で得た膠(にかわ)など、出会った素材と真摯に向き合い、対話を重ねながら作品を生み出しています。そうして生まれた作品は、それぞれ異なる表情を持ちながらも、共通の方向へと私たちを誘います。彼らの作品を通じて自然との向き合い方を改めて考えるとともに、環境破壊や気候変動への危機感が高まる今、本展が私たちの日常の営みを見つめ直す一助となることを願います。

【開催概要】
展覧会名:「Reborn-いのちを織りなすアーティストたち-」展
会期:2025年4月26日(土)~2025年7月6日(日)
会場:WHAT MUSEUM(〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火曜~日曜 11:00~18:00(最終入館17:00)
休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)※5月6日(火・祝)は開館
入場料:一般 1,500円、大学生/専門学生 800円、高校生以下 無料、展覧会パスポート 2,500円(会期中何度でも入場可能)
主催・企画:WHAT MUSEUM
後援:品川区、品川区教育委員会
監修:立島惠(佐藤美術館学芸部長、美術評論家)
URL:https://what.warehouseofart.org/exhibitions/reborn

【出展作家】 (五十音順・敬称略)
鈴木初音(すずき はつね)
1995年神奈川県生まれ。自ら育てた植物や天然由来の材料を用いた平面作品を制作。古より受け継がれた素材とその手仕事を追体験することで現代のものづくりの根源を追求する。

玉田多紀(たまだ たき)
1983年兵庫県生まれ。古紙ダンボールを巧みに用い生き物の造形美や性質をユニークに捉えた立体作品を制作。ダンボールの特性を生かした独自の技法を美術教育の現場でも広めている。

永沢碧衣(ながさわ あおい)
1994年秋田県生まれ。主に東北の狩猟・マタギ文化に傾倒し、自らも狩猟免許を取得。生き物の命に感謝しそれを余すことなく使い別の命に繋ぐ行為はまさに古来より受け継がれてきた根源的循環に他ならない。

帆刈晴日(ほかり はるひ)
1990年愛知県生まれ。自らが描いた絵画作品を解体し再構築し新たな造形に創りかえる。その行為は今までの美術の常識を覆したリサイクルするアートと言える。

水田典寿(みずた のりひさ)
1977年東京都生まれ。海からの漂着物や廃棄された家具などを用い、できるだけ手を加えず、素材本来の美を輝かせようとするアプローチは新たな価値の創造に他ならない。

宮川達也(みやかわ たつや)
1961年岐阜県生まれ。板材として使われなかった木々を用いた彫刻を制作。30年以上にわたり学校教育に携わりながら追求した造形経験はしなやかなやさしさと美しさを孕んでいる。


鈴木初音「花と貝と」 2022年 佐藤美術館蔵


玉田多紀「絶滅危惧種の物語」 2015-2023年 ウッドワン美術館蔵 撮影・Photo:稲澤朝博


永沢碧衣「解ける者」 2021年


帆刈晴日「yarn -color wheel-」(部分) 2025年


水田典寿「夢」(部分) 2024年 (C)Norihisa Mizuta


宮川達也「伸」 2006年 宮川達也ギャラリー蔵


【関連プログラム】
1)ワークショップ:古紙ダンボールを使って「お面」をつくろう
出展作家の玉田多紀氏を講師に迎え、造形制作体験のワークショップを開催します。「お面」は、日本の祭りや神事、伝統芸能だけでなく、現代の多様な文化にも影響を与え続けている特別な存在です。本ワークショップでは、古紙ダンボールを使ってオリジナルのお面を制作し、その文化的背景や創造の楽しさを体験いただけます。



過去のワークショップの様子


日時:2025年5月10日(土)、5月18日(日) 各日2回(10:00~12:30、14:00~16:30)
参加費:4,800円(観覧料込み)
定員:各回20組(事前申込制)
対象:小学生以上(小学生は大人の同伴が必要)
講師:玉田多紀氏
会場:WHAT MUSEUM
※詳細は公式サイト(https://what.warehouseofart.org/events/workshop_mask)をご覧ください

2)出展作家によるギャラリートーク
本展の出展作家が、それぞれの作品について語るギャラリートークを開催します。作品が生まれた背景や、素材との向き合い方、創作に込めた想いなど、作家自身の視点を直接聞くことができる貴重な機会です。作品への理解を深めるとともに、創作のプロセスをより身近に感じていただけます。

日時:2025年4月26日(土)、4月27日(日) 各日2回(11:30~、14:30~)
参加費:無料(観覧料別途)
定員:30名
登壇者:
4月26日(土)永沢碧衣氏、帆刈晴日氏、宮川達也氏
4月27日(日)鈴木初音氏、玉田多紀氏、水田典寿氏
会場:WHAT MUSEUM
※詳細は公式サイト(https://what.warehouseofart.org/events/gallerytalk_0426_0427)をご覧ください

【音声ガイドのご案内】
WHAT MUSEUM公式アプリをダウンロードすると、無料で音声ガイドをご利用いただけます。本展では、俳優・小林涼子氏が日本語の音声ガイドナビゲーターを務めます。展示作品の解説や展覧会の見どころを分かりやすくご紹介します。

小林涼子氏プロフィール

1989年生まれ、東京都出身。4歳より子役として芸能活動を開始。NHK連続テレビ小説「虎に翼」をはじめ、数々のドラマや映画などへ出演している。俳優業の傍ら2014年より農業に携わり、2021年 株式会社AGRIKOを起業。「AGRIKO FARM」の運営や、アート事業を展開。俳優・経営者にとどまらず、報道番組への出演やラジオナビゲーターなどパラレルキャリアで活動の幅をさらに広げている。






【WHAT MUSEUMについて】 https://what.warehouseofart.org
寺田倉庫が運営する「WHAT MUSEUM」は、倉庫空間を現代アートや建築との出会いの場へと昇華させた、倉庫会社ならではのミュージアムです。倉庫内で静かに光を放つ文化的価値を暗示した、WHAT(WareHouse of Art Terrada)の名のもとに展示されるのは、平面や立体のアート作品をはじめ、建築模型、写真、映像、文学、インスタレーションの数々。寺田倉庫が作家やコレクターからお預かりしている作品も紹介することで、作品の保管、展示、交流の場を繋ぎます。さらに、天王洲という国際的なアートシティのハブとして、地域のアートコミュニティの核となり、倉庫空間から世界へ芸術文化を発信しています。

【寺田倉庫について】
社名:寺田倉庫株式会社(Warehouse TERRADA)
代表者:代表取締役社長 寺田航平
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10
設立:1950年10月
URL:https://www.terrada.co.jp








【本展覧会およびWHAT MUSEUMに関するお問い合わせ先】
寺田倉庫 WHAT MUSEUMチーム E-MAIL:info.what@terrada.co.jp

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