高瀬乃一『天馬の子』が、第11回渡辺淳一文学賞受賞!著者より喜びのコメント到着!
何度でも立ち上がる。歩き続ける。冬の大地を春へと駆ける少女の物語
2026年4月1日(水)に「第11回渡辺淳一文学賞」(主催:株式会社集英社、公益財団法人一ツ橋綜合財団)の受賞作品が公式サイトにて発表され、株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)より刊行しました、高瀬乃一著『天馬の子』(2025年9月刊)が選ばれました。

◆受賞の報を受けて、高瀬乃一氏より喜びのコメントが届きました
『天馬の子』は、南部・八戸の歴史資料の一冊一冊、関係者の皆様ひとりひとり、どれかひとつでも欠けたら完成しない作品でした。
長い歴史の中のほんの一瞬を切り取った物語ですが、少女の苦悩や旅立ちの姿は、今に通ずるものがある気がします。最後になりましたが、『天馬の子』を選出していただいた選考委員の先生方に心より感謝申し上げます。
--高瀬乃一
渡辺淳一文学賞は、昭和・平成を代表する作家であり、豊富で多彩な作品世界を多岐にわたり生み出した渡辺淳一氏の功績をたたえ、純文学・大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性をもった小説作品に授与されます。
第11回の選考委員は、浅田次郎氏、小池真理子氏、高樹のぶ子氏、東山彰良氏、宮本 輝氏の5名。贈呈式は、5月中旬に都内にて行われる予定です。
青森を舞台にした本作は、小さな農村に生まれ、最愛の兄を失った少女・リュウが、誕生の瞬間に立ち会ったひ弱な仔馬とともに凍てつく冬の大地を生き抜いていく物語。人生の「決まりごと」に抗い、何度でも立ち上がる少女の姿に感動の声が続々と寄せられています。
ぜひこの機会に物語に触れてみてください。
【試し読み】第1章「柳の穴」全文公開中
「だども、あの子はまだ生きとる」--凍てつく冬の大地を春へと駆ける少女の物語。
※渡辺淳一文学賞に関する情報は公式サイトより
https://watanabe-sho.shueisha.co.jp/
受賞作『天馬の子』について
◆あらすじ
なあ、わしも天馬になれるじゃろうか。
南部藩の小さな村に生まれた少女リュウ。母馬・生築の世話の傍ら、隠れ家「柳の穴」で仲間たちと過ごす彼女のもとに、ある日片腕のない馬喰(馬の目利き)が現れ、こう囁いた。「生築の仔は天下の御馬になる」。けれど天馬は天馬から生まれるのが道理。生まれにとらわれず、違う何かになることなどできるのだろうか? 終わりの見えぬ飢饉、友や馬との別れ。度重なる苦難のなかで、馬と人の命の重さ、儚さを目にしていくリュウは、やがて仲間たちのため、自らが大人になる道を探すため、外の世界へと駆けだしていく。
◆本作に寄せていただいた感動の声
悲しみにのまれず、自分の手で人生を切り開いたリュウの背中が、眩しく心に刻まれる。
良い物語を読んだという喜びに、しばし身を委ねたい。
--書評家 吉田伸子さん(カドブン書評より)
私にとっては馴染み深い青森南部の地名が多く登場し、地図を片手に読み進めることで、物語の情景がより鮮やかに、現実の世界のように浮かび上がりました。リュウに寄り添い見守るような気持ちで読み進め、ときに彼女と一緒に憤ったりハラハラしたりしながら、祈るような思いでページをめくる場面もありました。村の風景、蹄のリズム、草の匂い、子どもたちの笑い声、雪を踏み締める感触、獣の生臭い吐息--五感に訴える描写が実に美しく、まるで映画を観ているかのような読書体験でした。
読み終えた今でも、あの村の風と匂い、そして馬の蹄の音が、心の奥にそっと残っているようです。
--ジョイム緑町店 簗田麻実さん
天真爛漫なリュウの姿を追いかけていました。純粋なものが見る景色とはどんなものでしょう? 久しく忘れている気がします。辛いこと、悲しいこと、楽しいこと、色々な経験をしてリュウは成長していきます。初めは分からなかったことも、時が経つにつれて考え理解し、自分なりの答えを見つけていく。辛く厳しいことが多いですが、読んで後に残るのは春風のような爽やかさでした。
--ブックスジュピター 林 貴史さん
◆書誌情報

書名:天馬の子
著者:高瀬乃一
発売日:2025年9月2日(火)
※電子書籍同日配信
定価:2,090円(本体1,900円+税)
装画:しらこ
装丁:青柳奈美
体裁:四六判並製/328頁
ISBN:978-4-04-115305-5
初出:書き下ろし
発行:株式会社KADOKAWA
書誌情報ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322404001478/
◆文芸WEBマガジン「カドブン」で読める!
【刊行記念エッセイ】
いつも心の隅にひとりの少女がたたずんでいた。--高瀬乃一『天馬の子』刊行記念エッセイ
【書評】
悲しみにのまれず、自分の手で人生を切り開いたリュウの背中が、眩しく心に刻まれる
評者:吉田伸子氏
著者プロフィール
高瀬乃一(たかせ のいち)
1973年愛知県生まれ。青森県在住。名古屋女子大学短期大学部卒。2020年「をりをり よみ耽(ふけ)り」で第100回オール讀物新人賞を受賞。23年、受賞作を収録した初の単行本『貸本屋おせん』で第12回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞。25年『梅の実るまで-茅野淳之介幕末日乗-』で第38回山本周五郎賞候補。他の著書に『無間の鐘』『春のとなり』『往来絵巻 貸本屋おせん』『うらぎり長屋』『露の宿り』などがある。
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2026年4月1日(水)に「第11回渡辺淳一文学賞」(主催:株式会社集英社、公益財団法人一ツ橋綜合財団)の受賞作品が公式サイトにて発表され、株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)より刊行しました、高瀬乃一著『天馬の子』(2025年9月刊)が選ばれました。

◆受賞の報を受けて、高瀬乃一氏より喜びのコメントが届きました
『天馬の子』は、南部・八戸の歴史資料の一冊一冊、関係者の皆様ひとりひとり、どれかひとつでも欠けたら完成しない作品でした。
長い歴史の中のほんの一瞬を切り取った物語ですが、少女の苦悩や旅立ちの姿は、今に通ずるものがある気がします。最後になりましたが、『天馬の子』を選出していただいた選考委員の先生方に心より感謝申し上げます。
--高瀬乃一
渡辺淳一文学賞は、昭和・平成を代表する作家であり、豊富で多彩な作品世界を多岐にわたり生み出した渡辺淳一氏の功績をたたえ、純文学・大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性をもった小説作品に授与されます。
第11回の選考委員は、浅田次郎氏、小池真理子氏、高樹のぶ子氏、東山彰良氏、宮本 輝氏の5名。贈呈式は、5月中旬に都内にて行われる予定です。
青森を舞台にした本作は、小さな農村に生まれ、最愛の兄を失った少女・リュウが、誕生の瞬間に立ち会ったひ弱な仔馬とともに凍てつく冬の大地を生き抜いていく物語。人生の「決まりごと」に抗い、何度でも立ち上がる少女の姿に感動の声が続々と寄せられています。
ぜひこの機会に物語に触れてみてください。
【試し読み】第1章「柳の穴」全文公開中
「だども、あの子はまだ生きとる」--凍てつく冬の大地を春へと駆ける少女の物語。
※渡辺淳一文学賞に関する情報は公式サイトより
https://watanabe-sho.shueisha.co.jp/
受賞作『天馬の子』について
◆あらすじ
なあ、わしも天馬になれるじゃろうか。
南部藩の小さな村に生まれた少女リュウ。母馬・生築の世話の傍ら、隠れ家「柳の穴」で仲間たちと過ごす彼女のもとに、ある日片腕のない馬喰(馬の目利き)が現れ、こう囁いた。「生築の仔は天下の御馬になる」。けれど天馬は天馬から生まれるのが道理。生まれにとらわれず、違う何かになることなどできるのだろうか? 終わりの見えぬ飢饉、友や馬との別れ。度重なる苦難のなかで、馬と人の命の重さ、儚さを目にしていくリュウは、やがて仲間たちのため、自らが大人になる道を探すため、外の世界へと駆けだしていく。
◆本作に寄せていただいた感動の声
悲しみにのまれず、自分の手で人生を切り開いたリュウの背中が、眩しく心に刻まれる。
良い物語を読んだという喜びに、しばし身を委ねたい。
--書評家 吉田伸子さん(カドブン書評より)
私にとっては馴染み深い青森南部の地名が多く登場し、地図を片手に読み進めることで、物語の情景がより鮮やかに、現実の世界のように浮かび上がりました。リュウに寄り添い見守るような気持ちで読み進め、ときに彼女と一緒に憤ったりハラハラしたりしながら、祈るような思いでページをめくる場面もありました。村の風景、蹄のリズム、草の匂い、子どもたちの笑い声、雪を踏み締める感触、獣の生臭い吐息--五感に訴える描写が実に美しく、まるで映画を観ているかのような読書体験でした。
読み終えた今でも、あの村の風と匂い、そして馬の蹄の音が、心の奥にそっと残っているようです。
--ジョイム緑町店 簗田麻実さん
天真爛漫なリュウの姿を追いかけていました。純粋なものが見る景色とはどんなものでしょう? 久しく忘れている気がします。辛いこと、悲しいこと、楽しいこと、色々な経験をしてリュウは成長していきます。初めは分からなかったことも、時が経つにつれて考え理解し、自分なりの答えを見つけていく。辛く厳しいことが多いですが、読んで後に残るのは春風のような爽やかさでした。
--ブックスジュピター 林 貴史さん
◆書誌情報

書名:天馬の子
著者:高瀬乃一
発売日:2025年9月2日(火)
※電子書籍同日配信
定価:2,090円(本体1,900円+税)
装画:しらこ
装丁:青柳奈美
体裁:四六判並製/328頁
ISBN:978-4-04-115305-5
初出:書き下ろし
発行:株式会社KADOKAWA
書誌情報ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322404001478/
◆文芸WEBマガジン「カドブン」で読める!
【刊行記念エッセイ】
いつも心の隅にひとりの少女がたたずんでいた。--高瀬乃一『天馬の子』刊行記念エッセイ
【書評】
悲しみにのまれず、自分の手で人生を切り開いたリュウの背中が、眩しく心に刻まれる
評者:吉田伸子氏
著者プロフィール
高瀬乃一(たかせ のいち)
1973年愛知県生まれ。青森県在住。名古屋女子大学短期大学部卒。2020年「をりをり よみ耽(ふけ)り」で第100回オール讀物新人賞を受賞。23年、受賞作を収録した初の単行本『貸本屋おせん』で第12回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞。25年『梅の実るまで-茅野淳之介幕末日乗-』で第38回山本周五郎賞候補。他の著書に『無間の鐘』『春のとなり』『往来絵巻 貸本屋おせん』『うらぎり長屋』『露の宿り』などがある。
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