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最高の料理小説、誕生! 傑作・文庫書下ろし『雨上がりのビーフシチュー』、10月29日刊行!

その料理教室に通うのは、ホストめいたチャラい大学生、元刑事の頑固な爺さん、おどおどした中学生、何事にも一家言ある建築士、風采の上がらぬ脚本家。
講師の小鳥遊りらは、彼らを、料理の指導を通じて、時に優しく、時に厳しく、導いてゆく。
だが、そんなりらにも、胸に抱えたある想いが──。
とびきり美味しくて、ぴりりとサスペンス。料理小説の新たな傑作、ここに誕生!



「日本おいしい小説大賞」を受賞し、美味しい食事とそれにまつわる人間ドラマに定評がある、古矢永塔子さんが今回テーマにしたのは、公民館で行われる男性のための料理教室。
ボーイズバーでアルバイトをしていた大学生、佐野楓雅がそこに"潜入"を命じられたところから、物語は始まります。魅力的ではあるがどこか謎めいた女性、小鳥遊りらが講師を務めており、元刑事の鋭い眼をしたお爺さん、気取り屋で趣味人の建築家、自信の欠如した太めの中学生、鬱屈を抱えた脚本家がそこに通っています。さまざまな問題を抱えた生徒の背中を料理の指導を通じて押してゆく、りら。やがて、浮かび上がってきたのは、講師である彼女自身の驚くべき過去でした──。
空腹時に読むとキケンなほど美味しそうな料理描写。現代の夫婦や家族をめぐる諸問題が見事に切り取られています。さまざまなキャラクターが織り成す群像劇の魅力を放ちつつ、ラストにかけてはミステリ~サスペンスとしての味わいのある、稀有な小説です。ラストの一行は、きっと読者の胸を熱くすることでしょう。
解説の吉田伸子さんも「熱烈続編希望」! 最高の料理小説がここに誕生しました。

【目次】
プロローグ
第一話 甘酒と豆乳の点滴マサラチャイ
第二話 感動する銀シャリ
第三話 365日のお弁当マーチ
第四話 変幻自在の万能ミートソース
第五話 雨上がりのビーフシチュー
第六話 聖なる夜の激辛熱々タンメン~カルボナーラ風~
エピローグ

■書籍内容紹介

ボーイズバーでアルバイトをする楓雅が"潜入"を命じられた男性限定料理教室。謎めいた女性、小鳥遊りらが講師を務め、元刑事の爺さん、料理に一家言ある建築家、おどおどした中学生などが通っていた。りらは、さまざまな問題を抱えた生徒の背中を料理の指導を通じて押してゆく。やがて、浮かび上がってきたのは、講師であるりら自身の驚くべき過去だった──。とびきり美味しくて、ドラマチック。最高の料理小説!【解説=吉田伸子】

■著者紹介 :古矢永塔子(こやなが・とうこ)

1982(昭和57)年、青森県生れ。弘前大学卒。高知県在住。2018(平成30)年『あの日から君と、クラゲの骨を探している。』でデビュー。'20(令和2)年、日本おいしい小説大賞を受賞した『七度笑えば、恋の味』を上梓する。他に『ずっとそこにいるつもり?』『今夜、ぬか漬けスナックで』『今日、君と運命の恋に落ちないために』『夜しか泳げなかった』などの作品がある。

■書籍データ

【タイトル】『雨上がりのビーフシチュー』
【著者名】古矢永塔子(こやなが・とうこ)
【発売日】2025年10月29日
【造本】文庫版
【定価】 825円(税込)
【ISBN】978-4-10-106441-3
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/106441/

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