北秋田市鷹巣で比内地鶏をちょい堪能 | 比内トリッコ本家

北秋田市鷹巣で比内地鶏をちょい堪能

2009-10-19 22:19:00

秋田県北秋田市に来ました。ここに2泊します。

近くには比内町という、その名を見ればわかる比内鶏の町があります。

比内鶏は偽装問題なんかが話題になしましましたが・・・。
実は本来の「比内鶏」は天然記念物なので、食べることはできないんです。
それで雄の比内鶏と雌のニワトリ(ロードアイランドレッド種)とを掛け合わせた「比内地鶏」が県内で飼養されていて、それを食べることができます。

北秋田市初日の夜は、その比内地鶏を同行のSさんの勧めで食べに行きました。

行ったお店は、市役所の近くにある「比内トリッコ本家」です。
駅前通を曲がった、ひっそりとした通りにあって、特に目立つ行灯もないお店です。

そこに開店後まもなくの6時に入店。まだお客はいません。
店内は、カウンターと小上がりがあります。

女将は気さく陽気な女性です。
この店はすべて地元北秋田市の比内地鶏の肉を使った料理だとのこと。とっても楽しみです。

さて何から注文したらいいでしょうか?
まずは、女将がご推薦の比内地鶏炭火焼500円ときホルモン煮込み500円を注文。

早速出てきたビールとともに出されたお通し。
比内地鶏の手羽先と大根、人参との煮物。塩加減は甘め(薄め)。
うちで食べている地鶏よりもかなり味が濃い感じ。

さてホルモン煮込み登場です。

鶏の内臓というと、きんかん(内蔵卵)を思い浮かべるけど、これは豚や牛のホルモンと同様に、小腸の部分。そんなの始めて食べます。「百ひろ」ともいうそうです。

腸だからマカロニみたいに輪切りかと思ったら、ちゃんと切り開いてあって、スパイラル状になっている。
これは意外、というかそれが当然なんでしょうけど。でも、これはきっと手間がかかるでしょう。

で、味の方ですが。
肉は薄く弾力があり、しまも歯ごたえが軽くシャキっとある。
そして肉の臭みが少ないからでしょう、味は薄口。
いやこれは、豚や牛とは全く違った、とても上品かつ繊細な感じのホルモン煮込みです。
こんな一品目から、小さな感動を味わってしまいます。

酒は日本酒に切り替え。
秋田の酒は、爛漫に代表されるように甘く舌にまとわりつく酒が地元では好まれるようだけど(一部の地域かな?)、ここは高清水や刈穂なんかがあって、酒の品揃えもいい感じ。
でも今回は、冷やではなく、高清水をぬる燗にしてもらう。呑んだ後味がよく、やはり旨い。

しばらくして比内地鶏炭火焼きが来ました。
比内地鶏のモモを炭火焼きした肉と白髪ネギに、シシトウ入り味噌かキムチ入り大根おろしのどちらかの薬味をつけて、大葉(青ジソ)で包んで食べてください、と女将が説明。

早速シシトウ味噌をつけて食べてみました。
口に入れて噛んだとたんに、大葉の香りが広がり、ついで味噌の味が追ってくる。ぉお、このハーモニーだけでもすばらしい。
そして肉むとともに、比内地鶏の濃厚な味が追って出てくる。肉質はとてもしっかりしていて、まさに噛むほどに味が染み出す。

これは2006年北秋田市うめーもん品評会で最優秀賞を受賞したとのことだが、たぶん噛んだときの大葉と味噌による香りと味のハーモニーが好評だったのでしょう。
そんな香りもいいけど、やはり比内地鶏の噛みごたえのあるしっかりした肉質と深い味わいは格別に旨い。

肉は6切れあります。残った味噌は、これだけで酒の肴です。

次は何にしようか・・・。
比内地鶏の刺身があるのだけど、金、土にしか出していないとのことで、今日は無し。残念。

やっぱりね、と焼き鳥ときりたんぽを注文。

焼き鳥は、ほとんどが1本290円で、値段はかなりお高いです。
Sさんに従って控えめに、正肉、ネック、レバー(これは260円)を注文。

写真の右から、レバー、正肉、ネック。

レバーは実にねっとりしていて、口の中ですべて溶けてしまった感じだ。これは参った。
週末には、このレバーの刺身があるのだという。ぁあ、食べてみたいものだ。

正肉は、赤身を帯びたモモ肉と白いムネ肉とが交互に串に刺されている。
1本で2つの味が楽しめるのは焼き鳥として珍しいけど、食べる側としてはとても嬉しい。

ネック。ここは普通の焼き鳥でも好きな部分なのだけど、比内地鶏の肉は格別に味が凝縮されている感じだ。実に旨い。

きりたんぽ鍋がきました。
1人前なのに、しっかり3杯分あります。

きりたんぽ鍋には、ゴボウとセリが入らないといけない、なんて女将が説明。

この鍋は、比内鶏を食べるものではなく、その出汁で野菜やきりたんぽを食べる鍋ですね。
きりたんぽに出汁の味が染みていて、とっても美味しい。

茨城の自分の家で食べるきりたんぽとは全く違っているなぁ。あれは味が染み込むまで煮ると崩れてしまうものなぁ、なんて感心しながら食べる。

終わりに、鍋の底に残った肉を食べました。どこの部位かわからないけど、堅く味が濃い肉で、これもまた旨い。

最後におにぎり。
比内地鶏の出汁とニンニクが効いているとのこと。

熱々なので、箸で崩しながら食べました。確かにニンニクがかなり効いている。そのニンニクがたまらない。

私としては腰を据えてもっと呑みたいところですが・・・、同行者の意向に従って、ここらで切り上げ。この程度だと、1人3000円ちょい。

帰りには女将が笑顔で送ってくれました。

 

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